ART STREET


出張Think School作品紹介

出張Think Schoolでは、「シンクスクール制作コース5期卒業生展」と「シンクスクールジュニア成果展『こどもスクエア』」を開催しています。

プログラム1
シンクスクール制作コース5期卒業生展

 

吉田千花
作品名 生活の痣

母は私を産み、私は母を産んだ

故郷の札幌に帰郷をした私は、母と過ごした時間に心が打ちひしがれるような時もあった。母と言う存在に安堵感を感じながら、母と私の間には、生活の痣が刻まれていくのだろう。

 

金井遼介
作品名 まいご
映像インスタレーション(8分19秒)

誰かとお酒を飲んだあと、去っていく後ろ姿を見送るとか、すごいスピードで通り過ぎる街並みを車窓に見るとか、見知らぬ誰かの姿が目に焼き付いて離れないとか、そういうときわたしはひどい孤独と、なぜだか安らぎを感じます。世界にひとつであること、他の何かと替えがきく存在であること、わたしたちがそれぞれの時間を生きながら少しずつ離れていっていること、そういうことを何度も繰り返し考えてしまいます。それはいつだったか、迷子用のキッズルームで不安になりながら親の迎えを待っていた記憶とつながっているような気がします。

 

坂本敦
作品名 神の居ぬ間に

2022年の神無月(旧暦10月)は10/25から11/23までです。
ちょうどこの展示の終了日までです。
いないなら、ちょっと空間をお借りします。

作品名 さかもとあつしの境界
まず、名乗る。自分の存在を示すために。
名乗り続けて存在を示し続けて、居場所をつくる。
相手がいて、名乗ることからコミュニケーションが始まる。

 

山口哲志
作品名 価値との遭遇

「○○と△△は等価値」
そんな価値を決まるのはあなたであったり私であったり。気分やタイミングで変わる「価値」は世界を測る物差しにはならない。
それなのに世界に生きる我々は「価値」でしか世界をみることができない。
なんてこった。

 

飯田こころ
名前を持つ

屋外広告をするはずののぼり旗が、
人目を引かない姿でたたずんでいる。
時折吹く風や刺す光が境界を曖昧に揺らし、静かに、
でも確かにそこには旗が在ると教えてくれる。

それぞれの背景の下、私達は確かに今ここにいる。

見慣れたはずの景色のどこかで、
それぞれの心のどこかで、
今はまだ名前のない何かが、誰かに気づかれるのを
じっと待っている。

 

プログラム2
シンクスクールジュニア成果展『こどもスクエア』


<シンクスクールジュニアについて>

シンクスクールジュニアは、まちづくりやアートなどクリエイティブな分野で活躍している講師から学びながら、子どもたちの想像力を育てるスクールです。
作品をつくったり、ディスカッションしたり、様々なお仕事を体験することで、
また、仕事帰りにお迎えに来ていただけるよう、開講日は会場を19:00まで開放することで、都心で働く子育て世帯を応援します。

展示の様子

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