ART STREET


University Student ART Competition 作品紹介

University Student ART Competition では、6名の大学生による作品が展示されています。

札幌市立大学 喜多山翔
作品題名 かげの家

作品コンセプト
地下歩行空間に設えた「小さな家」です。行き交う人々の「かげ」から着想を得て
制作しました。
黒い壁がさまざまな方向に傾き、まわりの風景を映し出します。
内部空間は傾いた壁、屋根の隙間から差し込む光と影で満たされています。

 

東海大学 ゆぬぼ(星野聖 加藤桜 田中柊菜のユニット)
作品題名 視覚5%

作品コンセプト
「歩きスマホ」という言葉が普及し、歩いていてもスマホを手に持つ世の中で、
我々は普段この地下歩行空間でどこを見て歩いているのか。街ですれ違った人たち
のことはどう記憶しているのか。私たちはこんな疑問を持ち、歩いている時周りの
人の表情まで見ていることはないのではないかと考えた。私たちはこの世界を”なん
となく”でしか覚えていない。今回は私たちが生きる”なんとなく”の世界に着目し、
作品を制作する。
粘土で作られた人間(※(人間)と呼ぶ。)を排出する鏡を設置し、そこから排出
された(人間)は私たちに紛れて歩き始める。私たちがすれ違っている人物は人間
ではなく鏡から排出された(人間)なのかもしれない。

 

北海道教育大学 横山弥音
作品題名 PIIIIIIIZZA!

作品コンセプト
ピザには人を楽しませる力があると感じています。お祝い事や人が集まる時、給料
日など気分が上がった日に頼んだりすることが多いのではないでしょうか。作品に
もそんな印象を持たせたくピザをモチーフとして選びました。その印象を見る人に
強く残してもらいたく実際の大きさよりも何倍も大きい形にしました。
ピザ特有の焼いた後に出るテカリは現実的に再現し、ピザのチーズの垂れには少し
デフォルメ感を出しています。リアルとデフォルメの調和も意識しながら制作しま
した。

 

北翔大学 平田晟也
作品題名 All of You

作品コンセプト
あなたの全て、また、あなた自身を色と形で描き上げました。絵で表現しようとし
たのです。当然人間は多くを経験せずに一生を終えてしまいます。望む経験を全て
は出来ないのです。それは仕方のないこと。反対に人はそれほど多くの経験と共に
生きているのでしょう。人間には見えなくとも有り余るほどに出来ることが、はた
また出来ていることがオーラのように揺らいでいるのかもしれません。「あなたに
は、出来ること出来ていることばかりだ」。ポジティブ思考ですね。それらの、外
見の現実でも内面性でもない、日々の中で永続的にあなたのもとへとやってくる可
能性たちを描いてこそ、あなた自身になると思うのです。

 

札幌大谷大学 米田れれ
作品題名 Metamorphose

作品コンセプト
人体や人間そのものに対して常に違和感を感じています。
動物より感情が豊かで、社会的な活動をしていても、燃やせば数時間で簡単になく
なり、死んで放置すると腐ってしまいます。所詮人間は生きているうちに、脳、感
情、心があってもただの肉塊だと思うのです。
その違和感をキャラクター達を使って、可愛く表現しています。今回は、数点の作
品をひとつの作品として構成しました。女の子たちの体が壊れていたり、混沌とし
た状態なのに平然としている様に、人間の醜さや、疑問を感じてほしいです。

 

星槎道都大学 山中柚花
作品題名 不思議な生き物と夜の冒険

作品コンセプト
私は人の個々の違い、姿形が全く違う生き物のように感じることがあり、そんな違
いをいろんな生き物に置き換えてみたいと考えました。
そこで、いろんな生き物が共に生きている想像の世界の絵本を作りたいと思いまし
た。作品に登場する生き物はその世界の出来事を切り取った場面です。
“キツネと恐竜は、夜になると姿を表し始める不思議な生き物たちがいる森がある
という噂を聞きます。2人は、その不思議な生き物に会ってみたいといって、冒険
に行きます。札幌地下歩行空間という街の中で、この作品を見た人が絵本の1ペー
ジに出会ったような印象を受け、この絵に続きの物語があるのかもしれないと想像
してくれたら嬉しく思います。

Category: ART STREET 

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