ART BOOK FAIR


02 札幌市図書・情報館

札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ1・2階
TEL:011-208-1113
URL:https://www.sapporo-community-plaza.jp/library.html

札幌市図書・情報館 アート担当

図書・情報館のARTエリアでは、アートにより親しんでもらうための展示を定期的に行っています。今回のテーマは、チャイコフスキーが生涯で3本だけ書いたバレエ音楽についてです。「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」この作品はチャイコフスキー三大バレエ作品として世界中で上演されています。特に、今回札幌で公演される「眠れる森の美女」はバレエの中のバレエと呼ばれる程の作品。展示の本は、アートの中でも舞台やダンスといった演じるアートに注目してまとめてみました。舞台・音楽・演出・バレエなどの分野の本が並びます。ぜひご覧ください。舞台上で魅せるアートの入口、どうぞ気軽に扉を開けてみてください。


2020年10月で開館2周年を迎えた札幌市民交流プラザ。札幌文化芸術劇場 hitaru、札幌文化芸術交流センター SCARTS、札幌市図書・情報館からなり、オープンスペースやレストラン・カフェもあることから、札幌の文化芸術の拠点として注目を集める場所になりましたね!

今年も札幌市図書・情報館の司書の皆さんにおすすめの本を選出していただき「アートブックフェア」を開催しています。

11月14日(土)・15日(日)に、同施設内の札幌文化芸術劇場 hitaruで「眠れる森の美女」のバレエ公演があることもあり、コーナーでは、舞台やダンスといった演じるアートに注目し、舞台・音楽・演出・バレエなどの分野の本が並んでいます。

本の貸し出しはしていませんが、読書スペースがたくさんありますので、ゆったりと過ごすことができます。


バレエを見たことがなくても、興味深く読むことができる本ばかりが選出されています!

★孤独な祝祭 佐々木忠次
著者:追分日出子

凄腕のインプレサリオ(興行師)と呼ばれていた佐々木忠次さんを紹介した本です。執念の交渉で世界的バレエ公演を日本で実現させるなど、その舞台裏が徹底取材されています。バレエとオペラで世界と闘った日本人の偉業、知られざる素顔を知ることができます。

★バレエ図鑑
著者:ヴィヴィアナ・デュランテ(監修)

著者のヴィヴィアナ・デュランテは、同世代で最も優れたドラマティックなバレリーナのひとりとされ、現在は世界各国でバレエ移動と教育にあたっています。この図鑑は、バレエ作品やその社会背景、ストーリー、物語の展開、踊りの場面、出演場面などが、美しい写真やイラストつきで紹介されています。写真を見ているだけでもバレエの魅力が伝わる本です。ここは図書館。ぜひゆっくりとページをめくってみてください。

★舞台芸術の世界~ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン~

2007年に北海道立釧路芸術館などで開催された展覧会のカタログです。芸術プロデューサーであるセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエなど、舞台や衣装のデザイン画、実際に使用されたコスチューム、ポスター、写真などが紹介されています。舞台美術と衣装の視点を入口に、バレエを楽しんでほしいと、司書さんが選出してくださった一冊です。

★バレエ語辞典
著者:富永 明子

バレエにまつわることばが可愛いイラスト盛りだくさんで50音順に紹介されています。演目、役柄、振付家、ダンサー、舞台用語などが丁寧に解説されています。とはいえ、難しいバレエ用語ばかりかな?と思っていると…「刺身(さしみ)」というバレエ用語があるそうです。

整列するときに、少し斜めに角度をつけ重なり合うように並ぶ様子が、お刺身がお皿の上に斜めに盛り付けられている様子と似ているのが所以のようです。写真撮影時に「そこもっと刺身で並んで~」などと使われるそうですよ!一気にバレエを身近に感じてしまいました。
このような面白いトリビアも紹介されていますので、気軽に手に取ってみてください。


これらの本が紹介されているARTコーナーでは、アートにより親しめるような本が定期的に展示されています。今回は、チャイコフスキーが生涯で3本だけ書いたバレエ音楽「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」に関連した書籍が紹介されています。

札幌文化芸術劇場 hitaruでは、新国立劇場バレエ団が2018年に「白鳥の湖」、2019年に「くるみ割り人形」を上演し、2020年11月14日(土)・15日(日)に上演される「眠れる森の美女」はバレエの中のバレエと呼ばれる程の作品。2020年は札幌でしか上演しないそうです!


今回出演する4人の新国立劇場バレエ団のダンサーのみなさんへ、11月の公演にむけたアンケートも!みなさん札幌に来るのをとても楽しみにされているようです。デジレ王子役の福岡さんは、道民になりたい!というほど札幌が気に入っているようです。嬉しいですね!

特別にお借りできたという公演の写真や、インタビュー記事など、たくさんの本が展示され、どれも手に取って見ることができます。

今までバレエ公演を見る機会がなかったのですが、この展示を見て、なんとチケットを購入してしまいました!(ライターM)

札幌文化芸術劇場 hitaruは、オペラ・バレエなどの舞台芸術に対応した、バルコニーがある北海道初の多面舞台を備えた今までにない豪華な作りのホールです。日本最高峰のバレエ団の公演にとても興味がわきました!


「アートブックフェア」をきっかけに、新しいアートの世界に出会うことができました。同館の札幌文化芸術交流センター SCARTSでは11月7日(土)~15日(日)に「キッズアートフェス」も行われます。芸術の秋を楽しみましょう!さっぽろアートステージのパンフレットでもご紹介しています。


「眠れる森の美女」は、政府によるイベント収容率の制限が緩和されたことにより、間隔を空けるために売り止めていた席が追加販売されています(11月4日現在)。公演の詳細、チケット情報などはこちらのページをご覧ください。
・新国立劇場バレエ団「眠れる森の美女」
https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=1545


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