ART BOOK FAIR


04 紀伊國屋書店 札幌本店

札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo55 1F・2F
営業時間:011-231-2131
TEL:011-231-2131
URL:http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Sapporo-Main-Store/

芸術書担当 小山 大樹

2020年、コロナ禍による外出自粛等により、演劇や音楽ライブなどのパフォーマティブアートはその存続自体が危ぶまれる危機的状況に陥ってしまいました。
確かに芸術は、命を守ることに比べれば「不要不急」の行為であることは間違いないでしょう。
しかし、作品の中に「美」を発見する眼を養うことは、悲惨な状況下にあっても心の豊かさと余裕を失わないことに繋がるかもしれません。
このフェアが、そのお手伝いとなれば幸いです。


紀伊國屋書店 札幌本店では、2階の芸術書コーナーで「アートブックフェア」を開催しています。

コロナ渦のなかでも、「作品の中に『美』を発見する眼を養うことは、悲惨な状況下にあっても心の豊かさと余裕を失わないことに繋がるかもしれません。このフェアが、そのお手伝いとなれば幸いです」と、書店員さんが選んでくださったのはこちらの4冊!

★366日の西洋美術 1日1ページで世界の名画がわかる
著者:瀧澤秀保

366の名画が1日1作品ずつ、1年間楽しめるようになっています。毎日読むのはもちろん、ペラペラとめくって目に留まったところから今日の気分を占うように読んでみても楽しいかもしれません。西洋絵画の見方やミニ知識も身につく一冊です。

★アール・ブリュット 湧き上がる衝動の芸術
著者:小林 瑞恵

世界から注目を集めている日本の現代アート「アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)」の作家40名の作品が紹介されています。美術の専門教育を受けていない人の芸術は自由で独創的!エネルギッシュな作品ばかりです。

★写真を紡ぐキーワード123
著者:大和田 良

スマートフォンや一眼レフで写真を撮る機会が増え、SNSなどで写真を発表する人も増えてきましたね。こちらの本は、写真家であり、著者でもある大和田亮さんの視点で作品や場面の解説、写真史が紹介されていますので、今までと少し違う視点から写真のことを考えるきっかけになったり、気づきがあるかもれません。

★東京コロナ渦
著者:初沢亜利


コロナウイルスの感染拡大による、首都・東京の日々の変化や人々の戸惑いなどを4カ月にわたって記録した写真集です。遠くで起きた事件ではなく、世界中が体験した出来事です。コロナ渦の中の非日常と日常が写る街の姿に、見る人それぞれ何を思うのでしょう。

芸術書コーナーに並ぶ写真集や画集からは、季節や流行を感じられたり、アート本からは「あ!気になっていた作品!」といった発見があるかもしれません。「アートブックフェア」では、書店員さんのおすすめコメントも紹介したパネルも是非ご覧ください。

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