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昨年はじめて開催されて大きな感動を呼んだ「中学生演劇の全道大会」が、さっぽろアートステージの舞台芸術部門として12月1日（土）・2日（日）の2日間、札幌市教育文化会館で開催されました。今年の参加校は、各地区の予選を勝ち抜いた6校。1日（土）は開会式、2日（日）は早い時間から本番が行われ、出演する子供たちの父母はもちろん、多くの市民が詰めかけ、終了まで常に満席状態となり大盛況のうちに幕を下ろしました。
1日の開会式では北海道教育委員会・吉田洋一教育長や上田文雄札幌市長の祝辞に続き、昨年の最優秀校・石狩市立樽川中学校から最優秀賞カップが返還されました。さらにこのあと参加校の代表がステージに立ち、群読「舞台の上に風が吹く」を披露。舞台に立つ喜びや戸惑い、不安や感動を訴えかける子供たちのストレートなメッセージが観客の涙を誘いました。
2日の本番は午前9時からの開場とともに父母や一般の市民が多数訪れ会場はすぐに満席となり、立ち見が出るほどの大盛況となりました。各校とも中学生とは思えない舞台を作り上げ、あるときは笑いを、あるときは涙を誘い、会場を大きな感動に包み込みました。また、各校ごとに公演が終了するとスタッフ全員がステージに再登場し、客席で観劇していた他校の生徒や一般の観客と、活発な意見交換を行いました。
すべての公演が終了し、審査の結果、最優秀賞には札幌市立札苗北中学校（札幌地区代表）が選ばれ、全国大会に駒を進めることとなりました。また優秀賞には札幌市立あやめ野中学校（札幌地区代表）、北海道登別明日中等教育学校（胆振地区代表）の2校が選ばれ、賞状や記念の盾が贈られました。
・札幌市立あやめ野中学校（札幌地区代表）
上演作品「朝露の詩」（創作） ／作：五十嵐淳元
・札幌市立札苗北中学校（札幌地区代表）
上演作品『さとうきび畑の唄』より ／原作：遊川和彦・脚色：札苗北中演劇部
・恵庭市立恵み野中学校（恵庭市代表）
上演作品「柊の葉のように」（創作）／作：山田道明
・石狩市立樽川中学校（石狩市代表）
上演作品「ゲルニカ」（既成）／作：下元文乃
・北海道登別明日中等教育学校
上演作品「現代仕置き人―消えてもらいます」（既成）／作：新海貴子
・清水町立御影中学校（十勝地区代表）
上演作品「あすさくたね」（既成）／作：楽静
開催日時：12月1日（土）開会式 13:00〜14:45
12月2日（日）本 番 9:00〜18:45
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