キッズアートフェス


  • ワークショップ
    11月11日(土)・12日(日)・18日(土)・19日(日)
  • 展示期間
    11月11日(土)~11月23日(水・祝)
    ※11/22(水)は休館日
  • 展示時間
    10:00~19:00
    ※最終日は17:00迄
  • 展示会場
    札幌市民交流プラザ
    SCARTSコート(1F)

キッズアートフェス

札幌市は、2013年11月から、ユネスコ創造都市ネットワークにメディアアーツ(※)分野で加盟しています。また来年1月から2月にかけて6年半ぶりに開催される札幌国際芸術祭においても、メディアアーツを軸とした展示、イベント等を行う予定であることから、今年のキッズアートフェスでは昨年に続き、メディアアーツのひとつである映像表現を通じて子どもたちの創造性を育むワークショップを実施します。また、純粋な造形美術のワークショップも同時に展開します。3組のアーティストの指導のもとに制作された子どもたちの自由で創造性あふれる作品をお楽しみください
(※)デジタル技術などを用いた新しい芸術表現を指します


【展示1】
君の写真にアートで動きを吹き込もう!
アーティスト:宮永 亮(ビデオ・アーティスト)

国内外で活躍するビデオアーティスト宮永亮さんを講師に迎え、映像制作のワークショップを行います。このワークショップでは、子どもたちが予め撮影した普段見慣れた自分の家や身近な場所などの写真に、講師の宮永亮さんと一緒に考えながら動画を重ねていき、子どもたちそれぞれがユニークな短い映像作品を完成させます。子どもたちは見慣れた風景が、不思議な、どこか別の場所に生まれ変わった体験をすることでしょう。展覧会では11月11日、12日に実施するワークショップで制作された子どもたちの作品のほか、宮永亮さんの作品も展示されます。

宮永 亮 プロフィール
11985年北海道生まれ、京都市在住。 京都精華大学芸術学部准教授。実写映像をレイヤーとして重ねる手法を用いて作品制作を行う。主に現代美術の領域でビデオ作品、ビデオ・インスタレーション制作を行うほか、近年は舞台美術への映像参加など、活動の幅を広げている。主な個展に2020年『KAA10』KAAT神奈川芸術劇場(横浜)、2016年『REALTIME』 ビクトリア国立美術館(メルボルン、オーストラリア)、舞台映像参加として2023年『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』 など。

【展示2】
小さな「冬囲い」をつくろう!
アーティスト:樫見 菜々子(美術家)

ユニークで可愛い造形表現をすることで知られている樫見菜々子さんを講師に迎え、造形制作のワークショップを行います。このワークショップでは、11月という本格的な冬の一歩手前の季節に合わせ、積雪や寒さから樹木を守るため、雪が降る前に庭の樹木や街なかの街路樹に施す「冬囲い」を布やリボンなどを用いて制作します。子どもたちの自由な発想でオリジナルの「冬囲い」が制作されることでしょう。展覧会では11月18日、19日に実施するワークショップで制作された子どもたちの作品のほか、樫見菜々子さんの作品も展示されます。

樫見 菜々子 プロフィール
1980年生まれ、札幌市在住。自身と事物・現象との距離を測りながら、そこに現れる境界や潜む気配、痕跡について考察し、刺繍による平面作品やインスタレーションを制作している。主な展覧会に、2022年「ゆめでは近い旅路」東川町複合交流施設せんとぴゅあギャラリー2、2020年「−雪と光のプロジェクト−さっぽろユキテラス2020」札幌市北3条広場”アカプラ”、2019年「night bird」Gallery Camellia 東京、2015年「知覚されるアート」モエレ沼公園ガラスのピラミッド2F、2014年「セブン・ストーリーズ」本郷新記念札幌彫刻美術館 など。

【展示3】
アニメーションの原点を体験しよう!
アーティスト:熊谷 文秀(造形作家)

キネティックアート(動くアート)の分野で活躍する熊谷文秀さんを講師に迎えアニメーションの原点を探るワークショップを行います。普段見かけるアニメなどの動画はたくさんの静止画が次々と登場することで、あたかも動いているように見えています。教科書の隅にパラパラ漫画を描いた経験のある人も多いのではないでしょうか。このワークショップでは、子どもたちが円盤の上に1枚の絵を作画し、それを回転させることで生き生きと動き始める様を経験します。子どもたちの自由な発想によるアニメ動画の原点をお楽しみください。展覧会では11月18日、19日に実施するワークショップで制作された子どもたちの作品のほか、熊谷文秀さんの作品も展示されます。

熊谷 文秀 プロフィール
1964年青森生まれ、札幌市在住。PC制御されたキネティックアート(動く彫刻)を中心に制作。2023年札幌美術展「昨日の名残、明日の気配」-札幌芸術の森/2022年個展「THE VOICES OF MACHINES-機械たちの声」-網走市立美術館/2020年KAJIMA彫刻コンクール-金賞/2020年ものづくり文化展-最優秀賞/2018年SAPPORO JR TOWER ARTBOX-グランプリ。