第15回 北海道中学生演劇発表大会


  • 会場
    北海道青少年会館コンパス
    札幌市南区真駒内柏丘7丁目
  • 日時
    11/25(土)・26(日)
    25日(土)/13:45~ 開会式(恒例の群読があります)
    26日(日)/9:30~上演
  • 今年で18回目を迎える恒例のプログラムがみなさんの目の前に帰ってきます。
    ぜひ会場の客席で直接中学生たちの可能性あふれる舞台にふれてみてください。
    ※今年は通常の大会運営となります。よってWEB上での配信はありません。


MESSAGE

ようやく元の姿に! 今年の会場はコンパス!

 2023年11月、今年もまた北海道中学生演劇発表大会の開催です。コロナの影響で3年にもわたり多くの制限を受けた大会がようやく終わり、「通常の大会」が開催できるようになりました。普通に大会が行えることは本当にありがたいことです。感謝です。
 しかし、ここで大きな問題…なんと教育文化会館の改修工事が始まったのです。数年前から話はありましたが、工事日程も決まり、17年間お世話になった、慣れ親しんだ会場が使用できないこととなりました。大変なことです。今回は18回目にして初めて会場が変わります。幸いにも今年の会場コンパスのホールは札幌の中文連の催し物で3回ほど使用したことがあるということで少しは安心です。無事に大会運営ができますように!
 さて、毎年この大会で最優秀となった演劇部は「全国中学校総合文化祭」に出場しています。今年は札幌市立陵陽中学校が代表校となり出場の予定でしたが、開催県(沖縄)の関係で日程が12月となり、これからが本番となります。活躍を期待しています。
 最後になりますが、この全道大会を実現し、全道演劇を全国に発信してくれたのは竹生先生でした。その竹生先生が亡くなってから10年がたちます。この10年、何もできていない自分が情けなくも感じますが、とにかく頑張ります。そしてこの全道大会が、演劇だけではなく北海道の中学生の文化の発展のために少しでも役に立つことができればと考えています。
 さあ、北海道中学生演劇が復活、今年は真駒内で盛り上がります!

北海道中学生演劇発表大会実行委員会
副委員長(兼事務局長) 山本 博康さん
北海道中学校演劇研究会代表。元札幌市中文連演劇専門委員会委員長。札幌市立南が丘中学校演劇部部活動指導員。実行委員会立ち上げからのメンバーで2006年から事務局長。2020年から副委員長。
自身もこれまでの5校の勤務校で中学生に演劇指導を続けている。

第18回北海道中学生演劇発表大会 参加中学校

  • 札幌地区代表校

    札幌市立札苗北中学校

    「ナイトスイミング」
    作:弦巻 啓太
    潤色:札苗北中学校演劇部
    ■指導者:千原 彩花・寺地 惟
    ■代表生徒:東 心々花

    遠い世界。宇宙旅行を企画する会社で働くサルタは新たな旅行先の調査中に事故に遭い、氷で覆われた星に不時着してしまった。そこで彼は、20年前宇宙旅行のさなか行方不明になった同級生達と再会する彼らは当時の姿のまま、氷に包まれた惑星で救助を待ち続けていた。大人になれなかった彼らと、大人になった私たちを巡る約束と失望の物語―。

  • 札幌地区代表校

    札幌市立陵陽中学校

    「みえにくいアヒルの仔」
    作:越智 優
    ■指導:五十嵐 淳元・長能 水奈子
    ■代表生徒:木村 杏樹

    「みにくいアヒルの仔」と思いきや、実は「みえにくいアヒルの仔」。テーマは「いじめ」。他の「いじめ」をテーマにした作品とはちょっと違います。ひょんなことから幼稚園で演劇を上演することになり、ユウが脚本を書くことになります。お芝居を熱心に練習していけばしていくほど、どんどん妙な雰囲気になっていきます。そして意外な過去が・・・。キャスト一人ひとりの役柄を理解していただけると、このお芝居全体をより一層楽しんでいただける構成となっています。特にその辺をじっくりとご覧いただけると幸いです。

  • 石狩地区代表校

    立命館慶祥中学校

    「合言葉」 作:武部 真夕・田尻 唯乃 ■指導:有原 真理子・藤田 祥伍・右谷 浩・弦巻 啓太
    ■代表生徒:獅子原 茉萌

    この作品では、本当の友達の大切さや、自分の気持ちに正直になることの難しさをテーマにしています。中学生ならではの人間関係の難しさを表す作品だと思いますので、この劇を見てくださった中学生の方にも「合言葉」が届けば嬉しいです。かつて中学生だったおとなの皆さんは、その当時の気持ちを思い出してみてください。主人公である中学1年生の紬(つむぎ)を中心に進んでゆく、笑いあり、恋愛ありの友情物語をどうぞお楽しみください。

  • 胆振地区代表校

    北海道登別明日中等教育学校

    「劇薬-ゲキヤク-」 作:寺沢 英幸 ■指導:寺沢 英幸・村上 孝治
    ■代表生徒:春日 ひなの

    「わたしは、かもめ」……今回、登別明日がお送りする舞台は、一方変わった、個性的で、ちょっと刺激の強い作品かも知れません。ですが、この『劇薬』には、様々なメッセージが込められています。理解しがたい、理解されないセカイにもがく私たちの未来に……演劇は「光」をもたらすことができるのか?

  • 空知地区代表校

    砂川市立砂川中学校

    「また、いつか」 作:那須 梨杏 ■指導:菅 慎吾
    ■代表生徒:那須 梨杏

    人数の少ない演劇部。ある日、学校から廃部を言い渡されてしまう。うまく進められない稽古や、部員同士のすれ違い。演劇の楽しさ、そして苦しみ。
    “また、いつか”
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