01 MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
札幌市中央区南1条西1-8-2 高桑ビルB2~4F
TEL:011-223-1911
URL:http://honto.jp/store/detail_1570046_14HB320.html
映画やドラマを観ていて食事シーンが強く印象に残ること、ありませんか?落語にも美味しそうな食べ物がたくさん登場するので、思いっきり笑ったあとはついつい同じものが食べたくなります。絵を観に行ってもだんだんと吸い寄せられるように静物画の前へ‥お腹が空いた〜と美術館を後にし、鑑賞したアートをあれこれ振り返りながら美味しいものを食べるのは至福の時。今年のテーマは「おいしいアート本」です。食いしん坊書店員が贈る、見て、食べて、読んで楽しむアート本の数々を楽しみください!
「MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店」では、地下2階のエスカレーター近くで「アートブックフェア」を開催しています。
芸術書担当の書店員さんが、「おいしいアート本」をテーマに、美術・音楽・映画・演芸の4ジャンルから芸術の秋にぴったりな本を紹介してくれました!
書店員さんのおすすめコメントも是非ご覧ください。
★名画のティータイム: 拡大でみる60の紅茶文化事典
著者:Cha Tea 紅茶教室
ティータイムにまつわる60の絵画とその背景にある歴史文化を、有名紅茶教室講師が紹介する一冊。
カラーの絵画の細かな部分が大きくトリミングして掲載されているので、ティーカップやその模様、登場する銀の食器や服装など、その優雅さも伝わってきます。絵画が描かれた時代背景も詳しく紹介されているので、当時の習慣や生活も知ることができます。
読書をしながら、優雅なアフタヌーンティーを楽しんでみたくなるかも。
★スイート・スイート・クラシック 洋菓子でめぐる音楽史
著者:三浦裕子
ヨーロッパの音楽と洋菓子の歴史を、お菓子教室を主宰する著者が紹介する一冊。おいしそうな洋菓子と、テーブルセッティングの美しい写真も楽しめます。音楽や洋菓子の歴史的なエピソードから、味覚と聴覚も刺激されます。巻末にはスイーツのレシピも掲載されています。
音楽もスイーツも、嬉しいとき、悲しいとき、楽しいとき…人生のいろいろな場面で思い出に残る存在ですね。クラシック音楽をかけながら、ちょっと特別な洋菓子を用意して、芸術の秋と食欲の秋を同時に楽しんでみてはいかがでしょうか?
★伊丹十三の台所
著者:伊丹十三
映画監督で知られる伊丹十三さんは、食にも造詣が深く、たくさんのエッセイや食器のコレクションを残しています。料理好きなことが伝わる台所や道具、納豆スパゲッティといった庶民的な料理のレシピ、エッセイなどが紹介されています。本当に食べることが大好きだったのだなというエピソードばかり。レシピが本当においしそう!
道具選びのセンスの良さ、絵も上手で、とても多才だった伊丹監督。自身が手掛けた映画「お葬式」にも愛用の食器などが登場していたそうですよ。監督作品の中で「食」が登場するシーンに注目してあらためて見てみると、何か発見があるかもしれませんね!
★落語で味わう江戸の食文化
著者:林 秀年
落語には、食べ物が出てくる噺も多いですね。古典落語の演目のひとつ「時そば」には、扇子を箸に見立てて美味しそうにそばをすする場面が出てきます。
鮨、鰻、天麩羅、お汁粉、饅頭、餅菓子、おからなど、たくさんの美味しそうな食べ物が登場する36題とともに江戸の食文化を紹介。当時の庶民の食文化の様子がわかる「たばこと塩の博物館」所蔵の図版など94点を収録し、落語を楽しみながら、江戸時代の人々の「食生活」がわかる一冊です。
他にも落語の本が並んでいますので、ぜひ手に取ってみてください。
さっぽろアートステージのパンフレットも置いてあります。11月は札幌市内各所で演劇、音楽、アートのたくさんの企画が開催されますので、ぜひ足を運んでみてください。