ART BOOK FAIR


02 札幌市中央図書館

札幌市中央区南22条西13丁目1番1号
TEL:011-512-7320
URL:http://www.city.sapporo.jp/toshokan/sisetu/chuo/chuo.html

札幌市の図書館キャラクター ヨムくん

ゴーギャンとゴッホ、共同生活を送る中で互いの創作活動に大きな影響を与え、多くの作品を残したことは有名ですが、いっしょに暮らしたのは、なんとわずか2か月ほどでした。
「ゴーギャン没後120年」「ゴッホ生誕170年」となる2023年、作品に関する書籍はもちろんのこと、ふたりの激動の生涯について知ることができる書籍も集めましたので、ぜひあわせてご覧ください!


「札幌市中央図書館」では、2023年がゴーギャン没後120年、ゴッホ生誕170年となることにあわせ、「ゴーギャンとゴッホ」をテーマにアートブックフェアを展開しています。


親交があった2人の作品に関する書籍はだけでなく、それぞれの激動の生涯について知ることができる書籍も展示されています。

アートブックフェアと関連本の展示場所は1階図書室の2つの本棚です。


その中から、図書館の司書の皆さんが選んでくださった4冊をご紹介します!


★もっと知りたいゴーギャン 生涯と作品  アート・ビギナーズ・コレクション
著者:六人部 昭典


エキゾチックな画風のゴーギャンの絵の変遷や生涯をわかりやすく紹介した一冊。作品を読み解く解説や、ゴーギャンの心情を記した手紙なども紹介されています。名前の「ゴーガン」はフランス語の発音により近い呼び方なのだそう。

ゴーギャンとゴッホの共同生活、作風の違いの解説もあり、まずは2人の関係を知るのにおすすめの本です。本の横には、司書さんのコメントも並んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。

★ゴッホとゴーガン 楽園を夢見た画家たちの旅 ジュニア版もっと知りたい世界の美術2
著者:高橋明也/監修


小学生におすすめの本として、ふりがな付きで2人の生涯や作品を紹介する本。専門的な説明は省かれていますが、この1冊でも十分な読み応えです。

ゴッホとゴーギャンの自画像の描き方を「比べてみよう」、どんな気持ちで描いていたか「想像してみよう」、ゴッホの有名な絵のひとつ「ひまわり」の実物大の拡大といった、より楽しく学ぶヒントや仕掛けもあります。

★ゴッホの手紙 絵と魂の日記


37歳で生涯を閉じたゴッホは、自分の耳を切り落としたり、精神の不安定さが表れたような画風からも「狂気の画家」のイメージが強いですが、とてもやさしい雰囲気の絵や几帳面さがうかがえるような文字が並ぶ手紙がたくさん残っています。

弟のテオや友人に宛てた約250通の貴重な手紙と、添えられた素描を紹介した画集とも言える1冊。「狂気の画家」ではない一面を見ることができます。

手紙の和訳も掲載されているので、ゴッホが思慮深く、知的であることもわかります。絵に真摯に向き合い、悩んだゴッホの素直な心情が綴られた手紙から、ゴッホの新たな一面に出会ってみてください。

★ゴッホ 旅とレシピ
著者:林 綾野


ゴッホは、オランダ・イギリス・ベルギー・フランスで生涯を過ごしました。たくさんの土地に住んだゴッホの作品や手紙の中には、食にまつわる記述があります。りんご、カニ、ジャガイモ、たまねぎ、ニシンなど。なんだか北海道民にはなじみ深い食材ですね。

本の中では、作品の絵画とともに、描かれた食材からイメージした料理写真の数々が紹介されています。絵を鑑賞しながら、ゴッホも食べたかもしれない料理を想像してみませんか。


タワー型の書棚にも、ゴッホやゴーギャンに関する本が陳列されています。ゴッホに影響を与えた浮世絵師・葛飾北斎の本なども。


見やすく配置されていますので、普段に手に取らない本にもぜひ、触れてみてください。


1階展示室では、中央図書館所蔵資料特別展「北海道とマンガのミライ」も12月12日(火)まで開催中。北海道出身のマンガ家は350人以上といわれ、全国の都道府県でも東京、神奈川、大阪に次ぐ、4番目の多さ!


北海道ゆかりのマンガ・マンガ家に焦点を当て、図書館ならではの視点でマンガの魅力が紹介されています。

楽しい情報発信をしてくれている図書館。是非足を運んでみてください。

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