University Student ART Competition審査結果の発表
11月9日(土)~11月24日(日)に札幌市民交流プラザで開催されたUniversity Student ART Competitionの審査結果を発表します。
【グランプリ】
該当者なし
【準グランプリ】
札幌大谷大学 芸術学部 美術学科 造形表現領域 船井勇佑
札幌市民交流プラザ会場 作品タイトル「凱旋」
アメリカバイソンの絵を黒い屏風に描きました。胡粉やアクリル絵具を使って白い線で表現しています。アメリカバイソンの勇敢な印象、こちらに敵意を向け、突撃してくるかもしれない危機感が絵から伝わってくるように描きました。黒い下地を生かし、モチーフ全てに色を塗るのではなく、バイソンの奥が透けて見えるような透明感を出すように描きました。
sitatte sapporo会場 作品タイトル「トラクター」
夏に北海道開拓の村に行った時、1番奥の車庫に置かれていたトラクターを描きました。暑い季節でしたが車庫の中の涼しい空気と、今は使われていない乗り物の、寂れた空気感を表現しました。窓から入ってきている涼しい空気の表現が気に入っているポイントです。
札幌大谷大学 芸術学部 美術学科 メディア表現領域 花岡希愛
札幌市民交流プラザ会場 作品タイトル「矛盾に沈む」
sitatte sapporo会場 作品タイトル「矛盾に沈む」
水という物質は私にはどこか特別に感じていて、作品の要素として取り入れてきました。水はひとつの決まった形にとどまらず、気体、液体、固体という異なる性質を持っていてそれぞれに魅力があって惹きつけられます。ある時、水溶紙というものに出会い、溶けて崩れていく様子に魅力を感じ今回の映像の主軸に取り入れることにしました。水溶紙で服を作った人形は水に沈む際に、服が溶け、何もまとっていない状態になります。
その様子が「矛盾に沈む」の葛藤や思考の渦に沈んでいく中で底に積もったもの全部を含めてひとつの存在になれると考えました。