University Student ART Competition
札幌市民交流プラザでは道内美術系大学5校から、6作品が出品されています。
札幌市立大学 森田唯斗
作品タイトル「you are the sunshine」
素材 木 アルミ板 断熱材
あなたは、このまちの太陽です。
札幌に位置するとある住宅地を参照して制作した作品です。
あなたのカで、このまちを明るく
照らしてください。
星槎道都大学 鴫原 蓮
作品タイトル 「果汁二支 (かじゅうにし)」
素材 タイロフォーム、粘土など
今回制作させていただいた作品のタイトルは「果汁二支」。
果物のカラフルで独特の質感を、十二支の動物とミックスすることで、札幌という舞台にふさわしいポップなデザインになるのではと考えました。
また、小型の立体作品の方では、十二支になり損ねたとされているネコと、大いなる神の実と言われる桃を組み合わせたキャラクターを製作しました。
食べ物と動物を組み合わせたキャラクターデザインというものは世の中に数多く存在するため、形のデフォルメ加減や質感にこだわって、オリジナリティあふれるデザインを目指した点がポイントです。
北海道教育大学 ちゃんりづ
作品タイトル 「Twinkling Eyes」
作品素材 合板 アクリルガッシュ
きらめく瞳はいつもこちらを見ています。誰かの許しは必要なく、自分以外の言葉は気にするわけもありません。それこそが私たちのあるべき姿だと、分かっているはずです。
「Twinkling Eyes」は、そんな理想を体現してくれます。これは自分だけを見つめる姿です。
札幌大谷大学 芸術学部 美術学科 メディア表現領域 花岡希愛
作品タイトル「矛盾に沈む」
素材 ビデオ作品
水という物質は私にはどこか特別に感じていて、作品の要素として取り入れてきました。水はひとつの決まった形にとどまらず、気体、液体、固体という異なる性質を持っていてそれぞれに魅力があって惹きつけられます。ある時、水溶紙というものに出会い、溶けて崩れていく様子に魅力を感じ今回の映像の主軸に取り入れることにしました。水溶紙で服を作った人形は水に沈む際に、服が溶け、何もまとっていない状態になります。
その様子が「矛盾に沈む」の葛藤や思考の渦に沈んでいく中で底に積もったもの全部を含めてひとつの存在になれると考えました。
北翔大学 飯嶋 海
作品タイトル「街の上で」
素材 鉄、FRP、木、塗料
生活をテーマにそれを取り巻き環境的要因となる、街と自然の変わりをモチーフに構想しました。
<街の上で>
自然は長い年月をかけてその形を形成し大地を豊かにし、人々を包み込む。街は忙しなく変化し、また新たな用途、 容姿へと変貌する。以前までの佇まいは跡形もない。自然と街が交じり合い共存し、ときに対峙するこの大地で私たちは記録と記憶を頼りに歩いている。何処へ向かうのか、何を見たいのか、目の前に写り込む複雑な情報に惑わされながらも、ただただ前に進み、必要なときには遠回りもする。日常の外へ踏み出すとき、どのように歩むかによって、その先の景色は変化するだろう。
札幌大谷大学 芸術学部 美術学科 造形表現領域
船井勇佑
作品タイトル「凱旋」
素材 胡粉 アクリル絵具
アメリカバイソンの絵を黒い屏風に描きました。胡粉やアクリル絵具を使って白い線で表現しています。アメリカバイソンの勇敢な印象、こちらに敵意を向け、突撃してくるかもしれない危機感が絵から伝わってくるように描きました。黒い下地を生かし、モチーフ全てに色を塗るのではなく、バイソンの奥が透けて見えるような透明感を出すように描きました。