ART BOOK FAIR


03 札幌市図書・情報館

札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ1・2階
TEL:011-208-1113
URL:https://www.sapporo-community-plaza.jp/library.html

札幌市図書・情報館 アート担当

図書・情報館のARTエリアでは、アートにより親しんでもらうための展示を定期的に行っています。今回のテーマは、1919年にドイツに設立された総合芸術学校「バウハウス」。今年創設100周年を迎えました。開校時期はたったの14年でしたが、モダンデザインの礎を築いたその理念は分野を超え時代を超えて世界に影響を与えました。ちょっぴりディープなアートの入口、どうぞ気軽に扉を開けてみてください。美術・デザイン・写真・建築など様々な分野の本が並びます。見覚えのある作品にも出会えるかもしれません!


札幌市図書・情報館は札幌市民交流プラザの1階と2階にオープンし、1年がたちました。

デザイナーズ家具が配置された館内は、カフェのようなBGMが流れ、ゆったりとした時間をすごせる空間です。図書は貸出せず、閲覧のみのシステムなのが大きな特徴のひとつ。2階では、「WORK」「LIFE」「ART」の3つのエリアに起業、資格取得、医療、法律、舞台芸術、現代アートなどの専門書が並んでいます。

さっぽろアートステージの「アートブックフェア」が開催されているは、2階の「ART」エリアです。

2019年で創設100周年を迎えたバウハウスについて、アート担当の4人のスタッフのみなさんがたくさんのおすすめ本を紹介してくださっています。

1919年から1933年の間、ドイツ中部の街ワイマール共和国に存在した造形学校「BAUHAUS(バウハウス)」は、ナチスによって閉鎖に追い込まれて14年と短い期間でしたが、現在の美術やデザイン、写真、建築にたくさんの影響を与えています。

なぜこの本を選んだのか?アート担当のスタッフの皆さんのコメントとともに、4冊をピックアップしてご紹介します!

★バウハウスとはなにか
著者:阿部祐太

バウハウスが影響を与えたのはデザインだけではありませんでした。

この本の推薦者・大木さんより
「バウハウスは、デザインだけでなくその時代を感じることができます。宗教、哲学などのバラバラの知識が、アート・デザインという1ピースで繋がっていくことを感じられる本です。アートやデザインに興味がない方こそ、読んでいただきたいです。きっと今までの自分の知識がつながっていくと思います」

★デザインについて
バウハウスから生まれたものづくり
著者:アニ・アルバース

アニ・アルバースさんは、バウハウスで学び、アメリカで人気を博したテキスタイルデザイナーです。ユニクロとコラボしたTシャツも販売されたので、そのデザインを目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

この本の推薦者・中村さんより 「100年前の激動の時代の中で、バウハウスの生徒たちが模索、切磋琢磨して作ったものが、どうやってデザインとして確立されていったのか。是非それを皆様に伝えたいと思ってこの本を選びました」

★モホイ=ナジ 視覚の実験室
監修:井口 壽乃

バウハウスの教師であり、美術家、写真家でもあったモホイ=ナジの作品が収録されています。

この本の推薦者・皿井さんより
「日本の前衛芸術家にも影響を与えていますので、あの人はモホイ=ナジに影響をうけたのかな?と考えるのも楽しいと思います。彼のグラフィックデザインは今見てもとてもおしゃれですよ。

バウハウスとは『建築の家』という意味です。歴代の校長先生は建築家で、パウル・クレー、カンディンスキーなどもマイスター(教授)をつとめていました。バウハウスにどんな人が関わったのか、歴史、デザインについては、雑誌「PEN」(2019年4/1号「創設100周年で再び注目される、バウハウスを知っているか?」)で大変わかりやすく紹介されています。一緒に陳列していますので、是非ご覧ください」

★バウハウスの舞台
著者:オスカー・シュレンマーほか

バウハウスの舞台の初演当時の映像は残っていないので、再演された舞台写真(雑誌「PEN」掲載)もぜひご覧ください。とても斬新です!

この本の推薦者・小林さんより
「バウハウスが舞台を手掛けていた事をご存知でしょうか?バウハウスの学生たちは予備教育を受けた後、陶器・織物・家具・舞台などのさまざま工房に進みます。学生たちに人気があったのは舞台工房だったそうです。何が学生たちを惹きつけたのでしょう?舞台工房で教鞭をとり、衣装デザインもしたのは美術家のオスカー・シュレンマー。建築、デザインの要素を取り入れた実験的な舞台の面白さを是非ご覧ください」

ARTのコーナーには、舞台芸術や現代アート、写真集、デザインなどに関する図書が並んでいます。棚に並ぶ本の中でも、表紙を向けて陳列されている本がありますよね。季節や話題性、同館にある「札幌文化芸術劇場 hitaru」の公演に合わせて、「今この本がおすすめ!」というアート担当スタッフの心のメッセージの表れでもあるそうです(笑)
まずは気軽にアートの本も手に取ってみてください。

11月3日(日)~11月24日(日)、札幌市民交流プラザ内では、さっぽろアートステージの美術展や子供向けワークショップも開催されます。どれも無料ですので、「アート」と難しく考えず、芸術の秋を楽しんでくださいね!

さっぽろアートステージ「ART STREET」
http://s-artstage.com/2019/artstreet

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